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はやたろうの思い出 5

「   満 身 創 痍 の ペ ン キ 塗 り  」

はやたろう、
最終追い込みにて、
現場が人でごった返している。

「あぁ、ちょっとすみません。
後ろ通ります。」
の応酬。

もはや、この人は誰?
なにの作業する人なの?

くらい、誰が誰だか分かりません。

こんなことは、
木造建築で住宅だけをしてきた
四ツ葉工房には初体験過ぎて、
戸惑いを隠せませんでした。

間違いなく、あの時
はやたろうは戦場と化していました。

そんな中最前線で戦っていた黒猫氏は
もちろんズタボロで、
かなりの痛手を負っている感じでした。

けれど
「血ぃ出てますよ?」
と言っても、

「今はそれどころじゃない。」
と言われるくらい、
黒猫氏は無双していました。

日が沈み、
そんな死闘を繰り広げた後の、
現場の静けさの
なんと心地よいことか。


ゴールデンタイムが来た!
と思えました。

辺りが真っ暗になって、
車通りも少なくなってくると、

「は!
こんなところから
血が出てるぅ!」

ようやく冷静に現実を見れるようになってくるのです。

そんなゴールデンタイムに、
最後の作業の
机やイスの塗装がありました。

広い店内を
二人でネチネチ塗っていると、
どんどん人が集まってくるのです。

近所のみんなが、
手伝いに来てくれるのです。

「塗るぞー」と言って
作業を手伝ってくれるのです。

あのときは、
本当に救われました。

「もうツラ過ぎて
こんなの
出来るわけ、なーい!」

とか言いながら、
ペンキの入ったバケツを
3回転くらいしながら
遠投しなくて良かった、
と心から思いました。

人の力、凄いです。

夜遅く、
疲れ果ててるみんなと一緒に
ワイワイペンキ塗りをした、
あのときの光景は
今でも目に焼き付いて離れません。


非常にステキな体験をしました。

こうして怒涛の1ヶ月が終わり、
無事はやたろうは完成したのです。


つづく。



by team_yotuba | 2019-06-12 21:13 | はやたろう

お客様以上に、家作りを楽しむ。


by team_yotuba